檜の特徴

檜は、美しい艶があり、緻密で、独特の芳しさ、しかも他の木材と比べ物にならないほどの強さを持っています。昔から用と美を兼ね備えた再優良材として尊ばれ、高貴な木材として宮殿などに用いられてきました。また、建材全般(特に柱、土台、床板、建具等高級建築など)や家具、化粧単板、細工、彫刻、浴槽、桶、まな板等用途が広いのが特徴です。

1.耐震性、耐火性にすぐれている

檜柱 ある程度以上の太さがある木材が燃焼した場合、木材の表面が炭化層になり、それ以降の燃焼を遅くします。木材は徹夜アルミニウムのように、熱によって急激に強度が低下することもありません。

また、他の木材と比較しても、圧縮・引張り強度ともに群を抜いており、さらに粘りも持ち合わせています。つまり、あらゆる方向からかかる力に対して、強靭さを発揮すると言えます。

日本が世界に誇る最古の木造建築「法隆寺」や「伊勢神宮」、「東大寺」「清水寺」といった日本の有名な建築物には全て檜が使われています。

2.耐久性にすぐれている

檜の森 強度は鉄の4倍(同重量の引張り強度比較)、コンクリートの5倍(同重量の圧縮強度比較)実に驚くべきデータによって裏付けられています。特に圧縮や曲げの力に強いとされています。

3.防腐・防蟻に優れている

檜の森 檜の精油には、ヒノキチオールなどの殺菌成分をはじめ、その他様々な成分が含まれています。その成分が作用することによって、シロアリは中々寄り付きません。そのため、腐りやすくてシロアリが寄り付きやすい場所(家の土台など)にも檜は使われてきました。

4.健康に良い

檜の森 『森林浴』という言葉がありますが、これは植物から発散されるフィトンチッドという成分の効果です。フィトンチッドは樹木から放散されて周囲の微生物などを殺す働きを持ちます。また、檜風呂に入った時に芳しい香りが漂ってきますが、あの香りの正体は、檜に含まれているアルファピネンやボルネオールという成分です。アルファピネンを吸い込むと、気分が和らいでいるときにみられるα波の出現率が高くなり、リラックス効果を発揮します。

            
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